2007年11月07日
一寸法師のあらすじ
現在一般に知られているものとそうでないものがあるようです。
子供のない老夫婦が子供を恵んでくださるよう住吉の神に祈ると、老婆に子供ができた。しかし、産まれた子供は身長が一寸しかなく、何年たっても大きくなることはなかった。子供は一寸法師と名づけられた。
ある日、一寸法師は武士になるために京へ行きたいと言い、御椀を船に、箸を櫂にし、針を刀の代わりに持って旅に出た。京で大きな立派な家を見つけ、そこで働かせてもらうことにした。その家の娘と宮参りの旅をしている時、鬼が娘をさらいに来た。一寸法師が娘を守ろうとすると、鬼は一寸法師を飲み込んだ。一寸法師は鬼の腹の中を針で刺すと、鬼は痛いから止めてくれと降参し、一寸法師を吹き出すと、持っていた打出の小槌を置いて山へ逃げてしまった。
一寸法師は打出の小槌を振って自分の体を大きくし、娘と結婚した。ご飯と、金銀財宝も打ち出して、末代まで栄えたという。
御伽草子に掲載されたものは少し話が異なっている。
老夫婦が、一寸法師が全く大きくならないので化け物ではないかと気味悪く思っていた。そこで、一寸法師は自分から家を出ることにした。
京で一寸法師が住んだのは宰相殿の家
一寸法師は宰相殿の娘に一目惚れし、妻にしたいと思った。しかし小さな体ではそれはかなわないということで一計を案じた。神棚から供えてあった米粒を持ってきて、寝ている娘の口につけ、自分は空の茶袋を持って泣きまねをした。それを見た宰相殿に、自分が貯えていた米を娘が奪ったのだと嘘をつき、宰相殿はそれを信じて娘を殺そうとした。一寸法師はその場をとりなし、娘と共に家を出た。
二人が乗った船は風に乗って薄気味悪い島に着いた。そこで鬼に出会い、鬼は一寸法師を飲み込んだ。しかし一寸法師は体の小ささを生かして鬼の目から体の外に出てしまう。それを何度か繰り返しているうちに、鬼はすっかり一寸法師をおそれ、持っていた打出の小槌を置いて去ってしまった。
一寸法師の噂は世間に広まり、宮中に呼ばれた。帝は一寸法師を気に入り、中納言まで出世した。
解説
現在伝わっている話がいつ成立したかは未詳であるが、室町時代後期までには成立していたものとされる。「小さな子」のモチーフは、日本においては日本神話のスクナヒコナがその源流と考えられる。
御伽草子の一寸法師が有名になったことで、各地に伝わる小さな人が出てくる民話や伝承も「一寸法師」と呼ばれるようになった。
なお、一寸法師が椀に乗った場所は「難波の浦」とされ、そこから京へ向かって漕いで行ったが、それは現在の道頓堀川だとする説がある。
引用『ウィキペディア(Wikipedia)』
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